2007年08月06日

●“おにぎり万引男が自殺”の事件で、「店が死に追いやった」と苦情…店側困惑



東京都渋谷区幡ケ谷のスーパーで3日午後9時半ごろ、万引きをしようとしてほかの客にとがめられた男性が逃走し、取り押さえられた際にナイフで自分の胸を刺して死亡した。警視庁代々木署は自殺とみて男性の身元を調べている。男性は40〜50代とみられるが、財布や携帯電話を持っていなかった。盗もうとした品物も、パンやおにぎりなど約1000円相当だったという。

「何してるの?」スーパーでバッグにパンやおにぎりを詰め込んでいた男性は、目撃者の男性客の声に驚いた。食料を棚に戻すと一目散に外へ。京王線幡ケ谷駅前のスーパーから通りを渡って全力疾走。だが「泥棒! 泥棒!」と約100メートル走ったところで、男性客に取り押さえられると、この男性はバッグから果物ナイフ(刃渡り約9センチ)を自分の胸に刺した。
男性は救急車で病院に運ばれたが、間もなく失血死した。

万引きされたスーパーでは、目撃者の男性からアルバイト従業員が通報を受けたが「従業員が管理職の社員に報告に行っている間に目撃者も男性もいなくなっていた」と説明。「防犯カメラもこっちで確認する前に警察に提出したので、万引きの事実を確認できていない」とした。

だがスーパーには「店側が男性を死に追いやった」という趣旨の苦情が5通来ており困惑気味。「当店ではたとえ万引きがあっても犯人を追及することはしない。目撃してもカゴを差し出し、声をかけて防止する」と話した。


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